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「京都商人の商魂について」


第1、商才について

「士魂商才(*1)」という言葉があるように、商魂と商才は区別されるべきである。

商才とは「あきない上手な才能」であるといえよう。具体的には、


1.算盤に合うか、合わぬか、算用(*2)に長けているかという事である。

2.商売に油断なく、商機を見ることに機敏であること。

3.商売のコツを研究し、工夫し、創造性に富んだ進歩と向上性をもっていること

4.商取引を厳格にし、細心の注意を払ってわる商品、わる銀(*3)をつかまないこと

などがあげられるが、西鶴はこの商才について、次のごとく言っている。

「商売に油断なく、弁舌(*4)、手だれ(*5)、智恵、才覚(*6)、算用たけて、わる銀をつかまず」


要するに商才に富んでいることは、商人の商人たる第一の要件を満たしているものといえよう。

かかる「商才に富んだ商人であれかし」と望むのは、家業の継承者であれば、誰しも望むところであり、京の老舗の店則には、すべてといってよいほど、商才のある商人たれと規程されている。



「京都商人の商魂について」-足立政男より




(*1)【士魂商才】

武士の精神と商人としての抜け目ない才能とを併せもっていること。
「士魂」は武士の精神。「商才」は商売の才能


(*2)【算用】

1 金銭の額や物の数量を計算すること。勘定。計算。
2 金銭を支払うこと。清算すること。勘定。
3 考えてよしあしなどを決めること。4 見積もりを立てること。また、その見積もり。目算。



(*3)わる銀 = わる‐がね【悪金】
1 不正な手段によって得た金銭。悪銭。
2 悪いことに使う金。
3 質の悪い貨幣。悪銭。

(*4)べん‐ぜつ【弁舌】
ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。

(*5)て‐だれ【手足れ/手練】
技芸・武芸などに熟達していること。腕きき。


(*6)さい‐かく【才覚】

1 すばやく頭を働かせて物事に対応する能力。知恵の働き。機転。
2 工夫(くふう)すること。また、すばやく頭を働かせて物事を処理すること。
3 あれこれ苦心して金や物を手に入れること。工面(くめん)。
4 学問の力。学識。才学。



ゆたか
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2012/05/26(Sat) 15:11:30 |  まとめwoネタ速neo
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