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(ニ)自利他利の商法

「売って惜しむ」の商法は、「自利他利の商法」に通じるのである。

当家、先祖より伝来の欠引は売買共、売り人も悦び、

得意も弁理を悦び申すべし」として、

自利他利の商法を説いているのである。


家の作法に相違せぬよう、一時の名聞に迷わないようにし、

自利他利の道義を貫いて、家業永世の商法を堅持せよと

教示しているのである。



高島屋の店規にも、「確実なものを廉価にて販売し、

自他の利益を図るべし」と規程し、確実な品物を廉価にて販売し、

単に自己の利益だけを目的としないで、顧客の利益も図る、

いわゆる自利他利の商法を初代依頼、商売方針の第一義にしている。



この点、石田梅岩は、

「真の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」といっている。

商人はそのようにすることによって「福を得て万人の心を安ずる」ことができる。


「売り渡す代物を大事にかけ、少しもそそうせず、売り渡せば、

買う人も心すなわち安からん」。


商取引は、「自他ともに、万事に通用(受け入れられる)して

心やすめるための売買にあらずや」



我は福を得、天下の人は心休められるならば、

はじめて商人は、「天下のおんたから」と称されるべく、

「自他を安楽にするには天下泰平を毎々(まいまい)に祈るという者」である。


これが商人道の大本である。と教えているが、

まこと自利利他の商法こそ本義である。




「京都商人の商魂について」-足立政男より


ゆたか

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