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(ト)正直・正路の商法

心学者、鎌田一窓は、この正直正路の商法をすすめて、

次の如く言っている。



「奢(おごり)は家を滅ばすワナと知りつつおごり、

利欲はわざわいを招くワナと知りつつ、

そのワナにかかって苦しむ人」が多い。



「利欲のワナにかかる人は、利の利たることを知って、

利の損なることを知らず、少々不義なる商売にても、

利さへ取れば徳なりとおもひ、義不義を論ぜず、

ただ利を取ることを手柄とす。


なるほど当分は、利潤たるに似たりけれども、

つまる所は小利大損」の理、

「目の当たり見聞たる町家の人の、利欲のワナと知りつつ、

ワナにかかり、家を失ひ身を失ひ、名跡の絶えたる類ひ、

指を折るにいとまなし」と述べ、


商人はとかく物欲の誘惑に負けやすく、

商家の盛衰つねならぬのは、物欲のワナにかかることであるとし、

「天恩国恩は、広大なることなれば、報じようはなけれども、

せめて天のい冥加(みょうが: 気がつかないうちに授かっている

神仏の加護・恩恵)をおもひ、御法度をかたく守り、

正直に家業につとめ」るべく、主張している。




外市商店の場合は、暴利と不正取引を禁止し、

日常生活においても積善正直の生活態度を要求し、

商人道徳の育成に努力しているのである。




「京都商人の商魂について」-足立政男より


ゆたか



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