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(ヌ)得意を大切にする商法


京の商売は、和らかく、気長な牛のよだれ式商法は「商は笑なり」の

言葉に通じ、愛想よく、愛敬の笑顔で、得意に接し、

お得意を大事にする商法である。


中山人形店の「商人の教訓」には、顧客に接するには

愛敬、親切、気長く、和らかに、決して不快な気持ちを

持たさないようにと規定してる。


虎屋黒川店の「掟書写」にも、

御所様や、身分の高い方の御用でご来店された

御方々様はもちろんのこと、

町衆のお得意様でも、すべて粗相がないように

常々気をつけること。



また、道でであった場合でも、ていねいに挨拶すること。

お使いに来る客が、子供や女中衆であっても、

なおのこと、丁寧親切にして、

決してバカな冗談口を叩いたりしないことなど

お得意を大事にする商法を規定している。




八代仁商店「定〆」の場合は、

切れ一寸の商いをしても、得意様は当方にとっては、

我が主人であり、今日それによって渡世が出来れば

それは、自分を養い育ててくれる親に相当する

ものであるから、売る品物には、


お得意先でも、早く売りさばけるように心がけ

誂物は、約束の日限を間違えぬようにし、

お頼みくださったお得い様の気に入る商品を作る

ことが大切であると規定しているのである。




外与商店の「心得書」にも、

来客のもてなし方としては、丁寧であること。


どんな仕掛の仕事をしていても、

その仕事をやめて来客の用向を聞き、

それぞれの役職に取り次ぎ

客をほったらかしにしなこととしている。

得意を大切に取り扱ったのは、

京都における老舗の共通した商法であった。




「京都商人の商魂について」-足立政男より


ゆたか


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